子育て支援 機関誌
はぐくみ
創刊は1984(S.59)年。
39年目となる2022年には100号を発行することができました。
「はぐくみ」という誌名は、親鳥が雛を抱いて”大事に育む”という語源から思いを込めて名付けられました。
「子育て支援」という言葉が世の中に広まる前から取り組んできた「はぐくみ」は、現在では当会のNPO活動の一環として、保育実践の中から得た子育ての知恵や情報を、子育てに係わる多くの方々や、家庭、地域に提供し、共有したいと願い、無料で配布しています。
保護者・地域のみなさまと一緒に悩みを分かち合い、子育ての楽しさを共感し合いながら、共に子育てのあり方について考え、関わり合っていきたい。それが「はぐくみ」の願いです。
既刊
105号
「みんなで たのしく 外遊び」
106号
「防災対策!集まりました
あんな知恵、こんな工夫」
107号
「ねぇ 聞いて!」
都内各所において、
地域の皆様に向けた活動も行っております。
はぐくみ107号「ねぇ 聞いて!」
言い間違えたりつっかえたり…。それでも子どもたちは一生懸命に伝えよう~わかってもらおう~と語りかけてきます。
なんたって、子どもたちはおしゃべりが大好き!!
一緒にしゃべり合い伝え合うその時々に、大切な友達の存在に気づき、大好きな家族と一緒のうれしさを存分に味わい、そうして、ぐんぐん成長していきます。
巻頭言は山梨大学名誉教授・子どもの文化学校学校長の加藤繁美先生にご執筆いただきました。
はぐくみ106号
「防災対策!集まりました あんな知恵、こんな工夫」
前号で「防災の知恵や工夫、大募集‼」と呼び掛けたところ、想像を超える具体的な取り組みの数々が寄せられました。
残念ながら今回の誌面で紹介できるのはその一部ですが、ここからどうか、みなさんそれぞれが新たな知恵とご自身方ならではの工夫を重ねていらっしゃいますように…(千代田・中央・港・新宿・文京・北・荒川・目黒・大田・渋谷・世田谷・中野・杉並・豊島・板橋・練馬・墨田・江東・江戸川・足立・葛飾の公立保育園子ども園等で配布しております)
巻頭言は安平町教育委員会教育長・学校法人リズム学園学園長の井内聖先生にご執筆いただきました。
2023年度
はぐくみ105号
「みんなでたのしく外あそび」
広~い空の下に出たならば、子どもたちは、ひときわのびのびと深呼吸~。
そうして草むら、木の枝、飛んでくる虫、足元からつながるたくさんの「おもしろそう!」にワクワクドキドキ歓声もひときわにぎやかに。
外で遊ぼう!みんなであそぼう!!
「外あそび」は、なによりも子どもたちの世界をぐんとキラキラさせてくれるはず。
巻頭言
共にあそび、共に成長…。自在なあそび場<プレイパーク>にて
として、NPO法人ふれあいの家ーおばちゃんち 理事の宮里和則先生にご執筆いただきました。
はぐくみ104号
「聴きたいな 知りたいな 世界の子育て大発見!
へえ~ ホント な~るほど 子どもでつながる世界の輪」
今や多くの園内でさまざまな国の言葉が行きかうようになりました。
この地球の上に在る197もの国々や地域の方々が、どうか、広く"子どもたちの世界"を通じてみんなみんな仲良く生きていけますように…。
巻頭言
子どもの世界に国境はない 国や言葉、文化の違いを尊びつつ
として、中山利彦先生(社会福祉法人省我会新宿せいが子ども園副園長)にご執筆いただきました。
はぐくみ103号
「小さな芸術家たち」
子どもたちは絵を描くことも、ものづくりも大好き。時に、思いがけない発想で大人を驚かせることも。
どうか誰もが、日々のびのびと楽しみ、存分にその子らしい”想像力の大輪”が花開きますように…。
巻頭言
誰もが”一人の芸術家”として
子どもたちの造形作品を前に造形作家でアトリエ ル・マタン主催の浅羽聡美先生にご執筆いただきました。
2022年度
はぐくみ102号
「あんな失敗 こんな失敗 子育て奮闘記」
大人はいつも忙しい。
なのに、よりにもよって…な時に限って
「なぜ⁉」「どうして…」「また⁉?」な事態勃発頻発💦
…けれど、いつか甘酸っぱい想いと共にそんなことごとを思い出す日は必ずやってくる。
子育て真っ最中のみなさん、みんなみんなふぁいと☆
巻頭言
「”関心”が安心感を育み、「生きる力」に」
一般社団法人「親と子どもの臨床支援センター」代表理事の帆足曉子先生にご執筆いただきました。
はぐくみ101号
「ねえ、よんで!」
誰もがみんな大好きな「絵本」。読んであげたり読んでもらったり、互いにはぐくむ気持ちと大切な時間(とき) がもたらす"絵本のひととき”。
そうして出会った絵本忘れがたく、何年か後にふと"花開く”こともある。
絵本のチカラ、絵本の魅力、絵本の不思議…さぁ、どうぞ。
巻頭言
「『わにわに』の誕生~そしてこれから~」
絵本『わにわに』シリーズの画家・山口マオさんが、作品誕生までの知られざるエピソードを寄せてくださいました。また、一見怖いような風貌の『わにわに』がどんなに子どもたちに愛されているか、保育現場からの声もあわせてどうぞ。
はぐくみ100号記念号
1983年の創刊から39年にして100号発行を迎えることができました。これも皆様のおかげです。
今回は記念号としていつもの倍のA3版でお届けします。
巻頭言
「子育て支援という言い方でいいの?」
東京大学名誉教授 汐見稔幸先生にご執筆いただきました。
また、大豆生田啓友氏、野井真吾氏、馬場耕一郎氏、鈴木みゆき氏、中川李枝子氏、宮里暁美氏、中川奈緒美氏からいただいたエールを掲載しています。
2021年度
はぐくみ99号
「わが家のしつけ わが家のルール わが家の家訓」
それぞれの家庭・家族にはそれぞれのしつけがありルールがあり、また、代々伝わる家訓もあるかもしれません。
共に暮らす家族を互いに慈しみながら
子どもたちと社会との関わりを案じる日々に、大人たちもまた一歩一歩成長していきます。
巻頭言
「しつけ…『やらせてみながら整える』」
北海道大学大学院教育学研究院准教授 川田学先生にご執筆いただきました。
2024年11月27日に「子どもの主体性は何か」をテーマに川田学先生に保育講座のご講演をいただきます。詳細お申込みは以下をご確認ください。
はぐくみ98号
「おもちゃ箱、トントントン…」
ふと思い返すと、無我夢中で遊んだあの頃の間隔がたちまち蘇る。
そして今、”夢中真っただ中”の子どもたち。
あんなおもちゃ、こんなおもちゃ、おもちゃは子どもの”たからもの”。
おもちゃの世界へ、さあ、どうぞ。
巻頭言
「誰もが持っている…真の3大グッド・トイ!」
多田千尋さん(NPO法人芸術と遊び創造協会理事長。東京おもちゃ美術館館長。)
にご執筆いただきました。
はぐくみ97号
「心が動くとき」
子どもの思いがけない言葉やしぐさにはっとさせられることがある。
子どもの心が動くとき、それは、子ども同士の心も動くとき、そして、大人の心もまた動くとき。
互いの気持ちが響きあう場でこそ、子どもたちは心身ともに温かく豊かに育っていく。
巻頭言
「子ども本来の良さに触れたい」
大豆生田啓友先生(玉川大学教育学部教授)
にご執筆いただきました。
2020年度 96号
はぐくみ96号
「楽しみ方いろいろ"おうちの時間"」
不意にやってきたStayHomeの日々。
朝から晩まで何日も続いた"おうちの時間"は
思いがけない発見や心豊かになる嬉しさも。
互いを大切に過ごす
かけがえのない家族の時間でもありました。
巻頭言
「"わが家の小さな文化"をつくりませんか」
汐見稔幸先生(東京大学名誉教授)
にご執筆いただきました。